日々眠々

気が向いた時に、更新します

【小話】それは、病院に行ってください!

年度末で多忙な為、更新が止まっておりました…

 

今日は小話。

私のお仕事は、プリンターやパソコンのメンテナンスが主です。

基本的には、企業さんにお仕事をいただいていますが、

社長のご自宅とか、前任の知り合い?など

個人宅にお伺いすることが、年に1、2回だけある。

 

 

ある日、私に1つの依頼がきた。

 

結構ご年配の男性から。

(80歳を過ぎているんだとか。)

 

「ねずみが動かないから、治して欲しい。」とのこと。

 

ねずみ??

それは、私ではなく獣医さんにお電話をするべきでは???

 

そうお答えするが「違う」と。

何が違うんだ。

 

 

「ねずみを動かすけど、動かないんだよ!」と。

 

意味がわからない。

それは、もう天国に行っているのではないか?

 

 

「ねずみを動かしても、矢印が動かないんだよ!」と。

 

…矢印?もしかして、マウスカーソルのこと??

 

男性に聞くと、どうもそうらしい。

 

マウスパッドは敷かれていますか?と尋ねる。

 

男性

「なんね、それは」

 

『マウスの下に、何か敷かれていますか?

それとも、机の上で使用されていますか?』

 

男性

「ねずみの下には、なんも敷いとらん」

 

意地でも、ねずみと言い続けるらしい。

 

『用紙を下に置いて、動かしてみてもらえますか?』

 

男性

「なおった!ねずみが、ちゃんと動いとる!」

 

こうして、私はねずみを治すことに成功したのだ。

ちゃんちゃん♪