日々眠々

気が向いた時に、更新します

ゲームの物が現実の物になった

 

6月のことである。父親から写真と共に突然こんな連絡がきた。

 

「カボチャ農家になりました(>▽<)」

添付された写真は、あつまれ どうぶつの森のゲーム画面。

画面いっぱいのカボチャ畑。(ハロウィンイベントで使用する)

 

何故、この時期にカボチャ??

その歳で、どうぶつの森始めたの?笑(父は明日で57歳)

聞いてみると、2週間前に買ってはまっているんだとか。

カボチャは一番お金を稼ぐのに向いていたんだと…

景観は無視らしい。笑

 

「カボチャ農家になりました」ってどこかで見覚えがあるなーと思っていたら、

去年の10月に友達に「おらカボチャ農家さ、なるだ」と送っていた履歴を発見した。

親子の思考は似ているものだ。

 

 

そして、先週の金曜日。

どうしても手に入れられない果物があるとのことで、相談の連絡がきた。

私の島は全部の果物が揃っているので、島に遊びに来ることになった。

 

そして、約束の土曜日。

通信の準備をし、遊びに来れるようにするために、パスワードを作る。

そのパスワードを送ったあとに、父親から連絡がくる。

「着いたよー」と。

 

ん?まだ、島には到着していないようだけれど、どこに…?

と返事を送ろうとした時。

 

ピーンポーン

 

オートロックのインターホンが鳴る。

ま、まさか…

 

モニターに映し出されているのは、作業着姿の父親。

いや、島じゃなくて家に来るんかい!!!笑

それなら、そうと言っておいてよ!!と心の中で叫ぶ

 

構わず上がってくる父親。

私は大慌てで洗濯物をクローゼットに押し込む。

多少散らかってはいたが、父親だし、まぁいいだろう。笑

というか、いつまでも玄関で待たせるのも申し訳ない。

(事前連絡があいまいだった父も悪いのだが)

 

1時間半ほど、攻略方法をお互いに教えあったりして遊んだ。

まさか、この年齢で父親とゲームをすることになるとは思わなかったが。

 

まぁ、昔からゲームが好きで発売日に買って来ては、

子供より先にクリアしていた人だ。

金の銅像を一晩で建てたことは、今でも根に持っている。

しかも2回。(64とキューブ)

あつ森をやっていないことの方が、不自然なのかもしれない。

 

そうしてゲームを楽しんで、満足した父親は

私の島から桃と梨、タケノコを収穫して帰って行った。

 

そして、私の家に桃とマスカット、ポテチを置いて帰って行った。

ゲーム内の桃が、現実の桃になったのである。

ゲーム内で桃が生えている島になるまで何十回もリセットする程、

桃好きな私には嬉しいプレゼントだった。

 

父親と連絡を取るのは、お互いの誕生日+自動車の納税時期のみ

会うのも年に1回程度。

 

なのに、いつも私の好みドンピシャなものをくれる。

父親似だと言われていたことを、こういう時に思い出す。

お互いが、お互いの好みをよく把握出来ている。(恋人か?笑)

ちなみに母親は、小学生の頃に好きだったものをくれる。

私はもう25歳なんだけれど…笑