日々眠々

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雪女伝説

 

私は中学生の頃、テニス部だった。

顧問は2人。

 

一人は、社会科の担当の先生で学年主任の先生。

色黒の肌でいつも黒いジャージにサングラスをかけている。

テニス部の顧問をしているおかげもあって、すごく日焼けをしていた。

手のひらだけが白くて、ヨッシーみたいだなと思っていた。笑

 

全体的に黒でまとめられているため、

夜になるとどこにいるのかわからなくなる。

そんな先生。

 

その先生が来るときは、いつも晴れていた。

コートで球出しをしてくれる。これが、結構速くて怖い。

そして、かなり厳しい。

怖い先生だったけど、すごく良い先生。

笑顔が素敵で、私は好きだった。(恋愛感情ではないよ!笑)

 

もう一人の先生は、数学の先生。

ちなみに、授業は受けたことがない。

以前6組を担当していたらしくて、クラスカラーのピンクのシャツをよく着ていた。

真っ白な髪に薄いピンクのシャツ。

それが似合っているほんわかした雰囲気の先生。

 

その先生が来るのは、いつも中練(室内練習)の時。

校舎の回廊でランニングと筋トレばかりしていた。

雨でコートが使えないのだ。

 

そういえば、背筋が出来なくて怒られたことがあったっけなぁ。

今思えば、骨が1つ少なくて腰が人より曲がらないのだから、仕方ないのだ。

私は決して怠けていたわけではない。

その証拠に手を使っても全く上がらない。

 

……脱線してしまった。

 

晴れの日、雨の日で来る顧問の先生が違うので、

てっきり私たちは天気で担当を決めているのだと思っていた。

けれど、中学2年の時そうではないと知った。

 

ピンクのシャツの先生が、

「俺が担当の日はいつも雨が降る!」と文句を言っていたのだ。

 

この先生は、ものすごい雨男だったらしい。

反対に真っ黒の先生は、晴れ男なんだとか。

本当にいるんだなぁ、雨男と晴れ男。

 

 

かく言う私は、雪女である。

 

小学5年生の冬休み、一人で祖母の家に泊まりに行くことにした。

北九州市から福岡市に住んでいる祖母の家まで、

電車2本、バス1本を乗り継いで行くのだ。

行きの電車は乗り継ぐまでに2度雪の影響で止まった。

おかげで予定のバスに乗れず、別のバス停まで知らない街を歩くことになった。

 

翌年、隣の遠賀郡に住んでいる従姉の家に遊びに行くことにした。

電車が止まることはなかったが、また雪が降っていた。

 

高校の修学旅行。長野で3日間スキーだった。

2日目はナイターで滑る。

吹雪いた。予報では晴れだったのに。

滑らせてはもらえたけれど、予定より短くなってしまった。

 

最近では、先週の木曜日。

長崎本社に車で出張予定だった。

雪で高速道路が通行止めになり、今日に延期になった。

でも2日後に春一番が吹いた。

ワケガ ワカラナイヨ(´・ω・`)

 

何故か、出掛ける予定がある日に限って雪が降る。

多分、私は雪女なのだ。

どうせなら自在に雪を降らせたいものだが…